2014年1月31日金曜日

新型SUV「ヴェゼル」の源流はホンダ・プレリュード!?

新型ホンダヴェゼルの開発は、「グローバルで通用する価値の高いクルマを、コンパクトなクラスで企画してほしい」という漠然としたミッションからスタートしました。


具体的なスペックの提示がないということは、オールブランニューモデルの開発を任されたということなのですね。そして世界中の市場動向から、コンパクトなスペシャリティSUVのニーズを発掘。更に名車プレリュードのスペシャリティ・エッセンスを想起しながら、開発を推進したのです。


63 ■コンパクト&ユーティリティを両立したスペシャリティSUV


新型ヴェゼルの開発責任者は、アコード系の開発歴が長い坂井LPLです。アコードといえば「北米の定番セダン」ですが、坂井LPLは「これからは、欧州・アジア・南米でコンパクトSUVが伸びる」と確信。そこでフィット系プラットフォームを採用して、基本機能であるコンパクト&ユーティリティを両立。更にデザインでは、かつて一世を風靡したプレリュードのような華や艶を備えた、スペシャリティSUVを完成させたのです。


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■フィットとの同時開発、HVに加えて新たな4WDシステムも採用!


新型ヴェゼルは、3代目フィットと同時開発でした。そのため幅広&床高&車重等のコンパクトカーには無縁のSUV要件も、バッチリ織り込み済です。パワーユニットは直噴1.5Lガソリンエンジン+CVTと、1.5Lにモーター内蔵7速DCTを組み合わせたHVの2種類を搭載。また4WDは油圧式デュアルポンプを廃止し、モーターで油圧制御するリアルタイムAWDを採用。滑りやすい雪道でも、しっかり曲がってくれるのが自慢です。


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■スタイルは「艶」、インテリアは「艶やかさ」を追求!


新型ヴェゼルのスタイルテーマは「艶」。ボディサイドを駆け上がるダイナミックなキャラクターラインとマッチョなフロントフェンダーが、個性的でお洒落なスペシャリティ感を訴求しています。インテリアのテーマは「艶やかさ」。坂井LPLの「内装はクーペにしてくれ」という大胆な指示の元、立派なセンターコンソールでパーソナル感を演出。インパネもソフトパットとステッチで装い、上質な質感に仕上げています。


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思い起こすと80年代に国内市場でブレークしたプレリュードは、リーズナブルなスペシャリティカーという新ジャンルを確立しました。歳月は流れ2014年の世界市場では、背低クーペではなく背高SUVが、また走行性能以上に燃費やユーティリティが求められています。でもリーズナブルなスペシャリティカーというニーズは、時代と国境を超えて相通じるものなのですね。新型ヴェゼルを見て、あらためて実感した次第です。


(拓波幸としひろ)


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