2014年10月31日金曜日

プリウスの強敵、シボレー・ボルト次世代パワートレイン公開

北米市場でプリウスのライバルとして、6万9000台以上をセールスしているという、シボレーのレンジエクステンダーEV「ボルト」が進化します。


今回、2015年1月のデトロイトモーターショーにて発表予定の次世代ボルト(2016モデル)に搭載されるパワートレインが先行公開されました。


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ハイブリッドではなく、自ら「EREV(エクステンデッド・レンジ・エレクトリック・ビークル)」と呼ぶ次世代ボルトには、新しい1.5リッター4気筒エンジンが載せられるといいます。


このエンジン、最新のトレンドに則り、燃料は直噴方式、クールドEGR(排気再循環)搭載、12.5の高圧縮比、可変容量オイルポンプの採用といったトピックスを持つ高効率仕様。その上、レギュラーガソリン仕様という経済性も併せ持っています。


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ボディの中央、センタートンネルに当たる部分にT字型のバッテリーケースを配置するという基本レイアウトは変わっていませんが、その中身となるリチウムイオンバッテリーは、従来の288セルから192セルへと減らし、容積では約2割減としています。これにより、13kgの軽量化にもつながっているということです。


なお、バッテリーの開発は従来通りLGケミカル社との共同開発とアナウンスされています。


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レンジエクステンダーEV、すなわちバッテリーからの電力でモーターを駆動するのを基本に、エンジンによる発電も行なうのがボルトの特徴。そのため発電用、駆動用と別々のモーターからなる、2モーターユニットを持っています。


そして、そのモーターユニットも一新されています。レアアースの使用を減らし、片方のモーターではレアアースはまったく使っていないほどだといいます。


もちろん、効率もアップ。発表によれば5~12%も向上させているといいます。さらに従来のユニットに対して約45kgもの軽量化も果たしているということです。


レンジエクステンダーEVは、複数のパワーソースゆえの重量増が指摘されることもありますが、次世代ボルトではバッテリー、モーターユニットの軽量化、エンジンも含めたパワートレイン全体の効率化を果たしているというのが今回の発表。果たして、実車でどれほどの燃費性能を実現しているのでしょうか。2015年1月のデトロイトモーターショーにおける公開が気になる一台といえそうです。


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(山本晋也)


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