2015年3月30日月曜日

ホンダS660は「本格スポーツ」を目指した3つの証拠!

前回の東京モーターショー、2013年秋にでコンセプトカーとして登場し、話題となったホンダS660がいよいよ4月2日より発売となります。モーターショーからの反響の大きさから、ホンダとしては「本格スポーツ」を目指したと言います。


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そのためもあってか、生産されるホンダの関連会社である八千代工業四日市製作所では、1日40台、月間800台程度という生産体制で、こだわりクルマ作りが行われているということです。


スポーツカーにこだわる、と言う意味は、実用性を犠牲にしてでも、と言い換えることもできるでしょう。そういった部分を見てみましょう。


●トランクはない


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エンジンルームの後方には、少しだけフリースペースがあります。が、ここを小さいながらトランクスペースに使うこともできそうです。けれど、この下にはマフラーがあります。ご存知の通りマフラーは熱を発するため、知らずに生物などをトランクに入れてしまうことも 想定されます。遮熱したり、マフラーの取り回しを変えてしまうと走行性能に影響を与えます。ここはトランクを諦めてスポーツカーに仕立てたことが垣間見れる部分です。


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●グローブボックスはミニマム


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多くの場合、車検証や取扱説明書が収まるグローブボックス。S660は、これでもか!というくらいにミニマムです。車両のフロント部分と乗員スペースの境目であるこの部分に大きなスペースを取ることは意外なほど難しく、助手席エアバッグが当然になった現在ではさらに困難です。新型マツダ・ロードスターは潔くグローブボックスを無くしています。S660では最小限のスペースながら確保して、その代わりある工夫をしたといいます。それは、取扱説明書を薄くすることだったそうです。確かに車検証だけなら紙切れ一枚ですから入りますが、マニュアルが年々分厚くなっていますもんね。


逆に使い勝手を優先した意外な部分もありました。


●フロントフードにはあえてダンパーを採用!?


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軽自動車としてはおそらく初のフロントフードのダンパーです。ここにはオープンにした時のクルクルと巻いたルーフが収まります。およそ8kgというこのルーフを片手で持って、フロントフードをもう片方の手で開けた時、その状態からフードをロッドなどで固定することは事実上不可能。そこで、フロントフードのロックを外して軽く持ち上げればフードが上まで持ち上がるガスダンパーを採用しています。重さの面でもコストの面でも不利になるハズですが、そこはオープンスポーツにこだわった部分なのです。


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基本性能やスペックはもちろんですが、車でスポーツするためのクルマとして開発されたS660。気軽に誰にも楽しめるスポーツギアとしてまさにこだわったが見えた部分が以上の3つだと言えるでしょう。


(clicccar編集長 小林和久)


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