BMWのプラグインハイブリッドといえば、i8が思い浮かびますが、BMWとは違った新たな価値を提案する「i」ブランドであり、「2+2」のシート配置やガルウィング、カーボン製ボディ(CFRP)、そして1917万円の価格と別格モノで、気が遠くなる納期などプラグインハイブリッドの利点を享受するには万人向けとはいえません。
「BMW」ブランドで初となるプラグインハイブリッドが搭載されるBMW X5も決して安価とはいえない価格設定や大柄なボディなど、こちらも大衆車とはいえませんが、それでもi8よりは一般的なモデルであり、根強い人気を誇る大型SUVですから食指を伸ばしたくなる方もいると思われます。
前置きが長くなりましたが、BMW X5のプラグインハイブリッド「BMW X5 xDrive40e」は、245psを誇る2.0Lの直列4気筒ツインスクロールターボを搭載。
250Nmの同期電気モーターを8速ステップトロニック・トランスミッションに一体化し、システム出力は230 kW(313ps)に到達します。
気になる燃費は、3.4〜3.3L/100 kmで、複合電力消費量は15.4〜15.3 kWh/100 km 。 C02排出量は78〜77 g/km (プラグインハイブリッド車用EU テストサイクルでの数値、タイヤのサイズより異なる)で、SUVとしては二酸化炭素排出量もかなり低減されています。
BMWのプラグインハイブリッドですから単なるエコカーではなく、0-100km/h加速は6.8秒、最高速は210km/hと大型SUVとしては必要十分以上のスペックを実現。EV走行はEUテストサイクル値で最大31km、EV走行時の最高速は120km/hになっています。
9.0kWhの高電圧バッテリーは、欧州の一般的な家庭用電源でフル充電までは約3時間50分、「BMW i ウォールボックス・ピュア」を使うと、3.5 kW(16 A/230 V)の出力により、空になったバッテリーを2時間45 分以内でフル充電することが可能。
ほかにもエネルギー消費量を抑えたルートを検索できるナビ機能や市街地をモーター走行のみで走破できるようにブレーキ回生を増やしたり、高速走行時のエンジン負荷を適度に増やしたりするなど、パワートレーンコントロールも実現しているのも見どころ。
純ガソリン仕様のX5やX6と同じラインで生産されるという、BMW X5 xDrive40e。日本でのデリバリーは公表されていませんが、欧州では今秋からの導入が予定されています。
(塚田勝弘)
画像付き元記事はこちら:BMW X5にハイパワーでエコなプラグインハイブリッド仕様が登場(http://ift.tt/1HzlW8Y)
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