7年ぶりにフルモデルチェンジを受けた新型シトロエンC4ピカソ。「ピカソ」のネーミングは、Xsara(クサラ)ピカソが始まりで、今回のプレス試乗会は、「ピカソ館」がある箱根彫刻の森美術館をベースに開催されました。
なおパブロ・ピカソは、運転免許証は持っていなかったそうですが、シトロエン車のオーナーだったそうです。
さて、新型からは日本でも5人乗りが導入され、2列シートの5人乗りが従来どおりC4ピカソと名乗り、3列シートの7人乗りはグランドC4ピカソと命名されています。
EMP2と呼ばれる新プラットフォームをはじめ、「1.6Lの直列4気筒ターボ(BMWとの共同開発)+6AT」のパワートレーンなど基本的なアーキテクチャは共通ですが、ボディサイズやデザインは別途仕立てられています。
グランドC4ピカソは全長4600×全幅1825×全高1670mm、ホイールベースは2840mm。C4ピカソは全長4430×全幅1825×全高1630mmで、ホイールベースは2780mm。
顔つきも一見似ていますが、グリルやヘッドライトなどが異なり、リヤもテールランプのデザインを変更。
サイドビューもリヤのドア形状やグラスルーフを囲むクロームモールの意匠もそれぞれ違った処理がされています。
当然ながら居住性も異なり、全高が40mm高いグランドC4ピカソの方が2列目の開放感は若干高い印象。また、両仕様ともに先代同様に3座独立式のセカンドシートを用意していますが、3人掛け時は日本のミニバンよりも快適ですが、逆に1人分の横幅はやや狭い印象です。
7人乗りのサードシートは、ミニマムなシートサイズに加えて、座面の高さが不足気味ということもあり、乗降性を考えると非常用。2列目はシートスライドが可能なので、背もたれ裏に膝が当たらないようにすることも可能ではありますが、膝を抱えるような姿勢になることは変わりません。
また、7人乗りは2列目と3列目、5人乗りは後席の床下格納が可能で、ヘッドレストを装着したまま床下格納できる美点は、プジョー5008と同様。
ラゲッジの拡大は手間を考えると、1列少ないぶん2列シートの5人乗りの方が当然楽ですが、最大時の荷室容量は7人乗りが2181L、5人乗りは630Lと大きく異なります。
日本では7人乗りの比率が高くなりますし、イザという時のサードシートも確かに魅力ではありますが、独身の方やディンクスがスマートに5人乗りを選ぶという手もアリでしょう。
(塚田勝弘)
画像付き元記事はこちら:シトロエンC4ピカソとグランドC4ピカソは別モノ(http://clicccar.com/2014/12/28/284155/)
あわせて読みたい
The post シトロエンC4ピカソとグランドC4ピカソは別モノ appeared first on clicccar.com(クリッカー).
via clicccar.com(クリッカー) http://clicccar.com/2014/12/28/284155/
0 件のコメント:
コメントを投稿