以前からある技術ですが、高級車以外にもヘッドアップディスプレイ搭載車が増えてきました。また、カメラもカメラ画像を解析する技術も進化し、驚くほど鮮明な映像でドライバーの死角をフォローしてくれる車種も高級車を中心に普及しています。
ジャガー・ランドローバーが新たに公開した「トランスパレント・ピラー」と、ゴーストカーなるバーチャル映像をフロントガラスに投影し、その後を走るという、いわばバーチャルな先行車を仕立てた「フォローミー・ゴーストカー・ナビゲーション」というコンセプトが面白いのでご紹介します。
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ドライバーの死角はあちこちにありますが、今回公開された「トランスパレント・ピラー」は、ルーフを支えるピラーに視界を遮られることなく、ドライバーに自車の周囲360度の視界を提供する技術の開発研究プロジェクトのひとつ。
車外に取り付けたカメラで撮影したライブ映像を、各ピラーの車内側の表面に埋め込んだスクリーンに映し出すことで、死角となるAピラー、Bピラー、Cピラー部分を可視化するというものです。
「アラウンドビューモニター」による俯瞰映像やトヨタが2015年の新車に採用する「シースルービュー」など、視界をフォローする技術は着実に進化していますが、こちらはかなりユニーク。
自車周辺の死角にいるクルマはもちろん、歩行者や自転車も見えるようになり、「トランスパレント・ピラー」とヘッドアップディスプレイを組み合わせることで、フロントガラスに道路を通過する人の動きを明るくハイライトして映し出し、ドライバーの注意を喚起します。
また、ドライバーがウインカーを点滅させた際や、追い越し時に後方を確認するため頭を動かした際、クルマが交差点に差し掛かった時などには、左側もしくは右側のピラーを自動的に透明化するという、かつてない個性的な技術になっています。
また、経験者ならすぐに分かると思いますが、道が良く分からない場所で一番楽なのは、知っているクルマの後をついて行くこと。
先行車はバーチャルですから、信号のタイミングで先に行ってしまうこともありません。
「フォローミー・ゴーストカー・ナビゲーション」は、目的地まで先導してくれる車のバーチャル・イメージを、ドライバーの前方に投影するもので、目下開発中だそうです。
(塚田勝弘)
画像付き元記事はこちら:ジャガー・ランドローバーが開発中のピラー部の可視化技術とカーナビがスゴイ!【動画】(http://ift.tt/1HG4PkX)
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